ガルニモ

ちゃんと狙おう。

ネコ

凡人はきちんと狙わないと手に入らない

私は凡人である。あなたも凡人である。私たちは凡人である。

私たち凡人は欲しいもの/望むもの/手に入れたいものがあったら、それをきちんと狙わないと手に入らない。それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやらないと手に入らない。なぜなら私たちは凡人だからだ。

「それをきちんと狙うこと」「それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやること」を野蛮だと感じる人もいるかもしれない。

道徳を信じる人は「目の前のことに真面目に取り組んでさえいれば望むものは自動的に手に入る」「日々努力を積み重ねていれば欲しいものは自然と手に入る」ということを信じているかもしれない。なぜならドラマや映画や小説や漫画やアニメやゲームの主人公は例え何かを狙っていなくても、ただ目の前のことに真面目に取り組んでいたり、日々努力を積み重ねているだけで「良いもの」「素晴らしいもの」「素敵なもの」を自然と手に入れることができているからだ。

ただ冷静に考えてほしい、彼らは特別な存在……すなわち【主人公】である。

そして私たちは果たしてこの現実世界で【主人公】だっただろうか?いいえ残念、私たちは【村人A】である。【凡人】である。

あなたの人生経験を振り返ってほしい。この現実世界は【村人A】が「ただ目の前のことに真面目に取り組んだり」「日々努力を積み重ねているだけで」【良いもの】【素晴らしいもの】【素敵なもの】が自然と手に入るくらいのイージーモードな世界だった?この現実世界ってまあまあ結構ハードモードじゃなかったっけ?

もちろんこの現実世界にも「ただ目の前のことに真面目に取り組んだり」「日々努力を積み重ねているだけで」【良いもの】【素晴らしいもの】【素敵なもの】を自然と手に入れた人もいるかもしれない。でも、その人はただこの現実世界の【主人公】だっただけだよ。

じゃあ【村人A】で【凡人】な私たちは望むものを手に入れられないのか?って言ったら、手に入れられるよ。その方法は「きちんとそれを狙うこと」「きちんとそれを目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやること」だよ。

「なんとなく野蛮に感じる」って言われるかもしれないけど、仕方ないじゃん。現実世界がそうなってるんだから。現実世界がまあまあなハードモードなんだから。

例えばこの現実世界でそこそこ成功している人、あなたの憧れの人、あなたが「この人、現実世界の主人公かも」って思ってる人をよく観察してみてほしい。一見【主人公】に見える彼らの中にも実は「それをきちんと狙って手に入れた人」「それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやった人」というのは結構たくさんいる。

例えば1000年に一度の美女と言われている橋本環奈さんはたまたま芸能事務所に誘われてスルスルとデビューしたのではなくて「アイドルになる」という目標を持ち、福岡でアイドル活動を地道に続け、その時に撮られた写真がバズってメジャーデビューした人だ。「写真がバズった」ことを指して【主人公】と思う人もいるかもしれないけど、そもそも橋本環奈さんが「アイドルになることをきちんと狙ってアイドル事務所に入る」という行動をしてないとメジャーデビューのチャンスはなかった。橋本環奈さんは「それをきちんと狙ってた」「それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやった」のだ。

野球の大谷翔平さんもどう考えてもこの現実世界の主人公だけど、大谷翔平さんはたまたま野球の監督にスカウトされて、最初からホームランバンバン打ってたとかいう人ではない。高校時代から「メジャーリーグで活躍すること」や「WBCでMVP選手として選ばれること」をきちんと目標として設定し、その実現のための計画を立てて、それを日々実行していた。計画の内容は色々あるけど、例えば有名な「ゴミ拾い」もこの計画に入る。つまり大谷翔平さんは「それをきちんと狙っていた」「それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやっていた」のだ。

一見この世界の主人公に見える彼らでさえ「それをきちんと狙う」「それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやる」ということをしているのだ。

これは難しい話をしているように見えて当たり前の話をしている。野蛮な話をしているように見えて当たり前の話をしている。狙わないと手に入らないのは当たり前の話だ。実現したいことがあればそれをきちんと目標に設定して、実現のための努力を結構全力でやることで初めて実現できるのは当たり前の話だ。

それに対して「ただ目の前のことに真面目に取り組んだり」「日々努力を積み重ねているだけで」【良いもの】【素晴らしいもの】【素敵なもの】は自然と手に入るはず、というのは一種の宗教だ。善の人間には善の力が働いて良いことが起こるというスピリチュアルなことを信じている。そんなわけないじゃん。現実世界がそんな生やさしい世界なら、この世界から戦争も自然災害も差別もとっくに無くなっとるわ。

私たち凡人は欲しいもの/望むもの/手に入れたいものがあったら、それをきちんと狙わないといけない。それをきちんと目標として設定し、それを達成するための努力を結構全力でやらないといけない。