ガルニモ

悲しいお話。

ネコ

「cocoon」を読んだよ

cocoon』を読んだよ。

かわいい女の子が表紙になっていますが、これは戦争マンガです。

みなさんは戦争漫画を読んだことがありますか?私が初めて戦争漫画を読んだのは小学4年生の頃かな。なんであんなにエグい戦争漫画が小学校の教室の本棚にあったんだろう。謎だ。

しかし、皆さんの中には戦争マンガを読んだことがない人もいることでしょう。なぜなら、戦争漫画って絵柄が古かったり、あるいはめちゃくちゃリアルに描かれてたりしてあんまり読もうっていう気にならないし。もしくは巻数がめちゃくちゃ多くて「こんなにたくさんの巻数を買ってまでは読もうとは思わないな」って思ったり。

でも、教養を深めるためにも、一生に一度くらいは戦争漫画を読むことを勧めるよ。この世界の楽しい話も悲惨な話も読むことで、人間は深みが増すのだ。

この『cocoon』の素晴らしいところは、表紙の女の子を見てもらえば分かるけど絵柄が現代風だし、しかもこの一冊で物語が完結していることですね。皆さんもこれなら読むことに抵抗がないのでは。

なお、この漫画は一冊でストーリーが完結するにもかかわらず、戦争の悲惨さがキチンと描かれてて、これを読んだ日は鬱屈とした一日になります。というわけで、私もあまり積極的には読まないんだけど、でも捨てようとも思わないのは、やっぱり名作なんだよね。

これ、主人公が女の子なんだけど、男の私が読んでも主人公に自分を投影してそこそこ鬱になるから、思春期の女の子とかが読んだら人格形成に悪影響があると思う。本当にこれ子供が読んでも良いの?R18とかじゃなくていいの?って心配。まあ、小学4年で悲惨な戦争漫画を読んだ私が言うのもなんだけど。

もしあなたが戦争漫画を読んだことがなく、「人が死ぬマンガなら『進撃の巨人』とか他のマンガやアニメで見たことがあるし」と思っているのなら、あなたは戦争漫画のなんたるかを知らない。一般のアニメやマンガが伝える命の大切さと、戦争マンガが伝える命の大切さは「重み」が違う。

だから、もしあなたが一度も戦争マンガを読んだことがないのなら、ぜひ買って読んでみてほしい。本当に素晴らしい戦争漫画は読んだ人にトラウマを創る。そしてこの漫画も、あなたの期待通り、あなたのトラウマになる。