10秒で泳げるようになるには
泳げるようになるには、このまま逆立ちでもしてやろうかくらいに頭を下に突っ込むことが大事です。
こんにちは。夏ですね。今日はカナヅチの人が10秒で泳げるようになる魔法の方法、「ガルニモ式水泳法」を皆さんにお教えします。
多分、カナヅチの人は今、こう思っているはずです。「泳げるように、っていうか、水に浮けるようにさえなれば良いんだけどな。水に浮けるようにさえなれば、あとは足をバタバタしたり、手をグルグル回せば、一応そこそこ泳げるだろうし」。その通りです。「ガルニモ式水泳法」と銘打ちましたが、実は教える内容は「誰でも10秒で水に浮くことができるようになる方法」の一つのみです。ただし「浮く」ということに関しては、「ガルニモ式水泳法」は最強の方法です。絶対に誰でも10秒で水に浮くことが出来るようになります。マジです。
また、この文章を読んでいる人の中には、「私、ぎりぎり浮くことは出来るんだけど、泳ぐことは出来ないんだよな」と思っている方もいるかもしれません。私に言わせれば「ぎりぎり浮くことが出来る」という状況が変です。人間は誰でも10秒で「しっかり浮く」ことが出来るようになります。そして、このガルニモ式水泳法は全員誰でも10秒でしっかり水に浮けるようになる方法です。ぜひ「ぎりぎり浮くことが出来る」と言っている人も、この方法で「しっかり浮くとはどういうことか」というのを、身を持って体験してください。
さて、まず従来の、世間に広く流布している泳げるようになる方法は「泳げない人を川や海に突き飛ばせば、溺れているうちに泳げるようになる」とかいう、馬鹿みたいな方法です。この方法の問題点は「泳げるようになる」「さもなくば死ぬ」という、リスクが高すぎる方法な上に、「死ぬかもしれない恐怖に打ち勝つほどの勇気」が無いと、泳げるようにならないということです。それに対して、ガルニモ式水泳法の画期的なところは、安全、確実に水に浮くことが出来るようになる上に、勇気が必要ないことです。いいですか?水に浮けるようになることに、勇気は必要ないんです。
さて、それではこれから具体的にガルニモ式水泳法をお教えします。ここから、絵を使って説明しますよ。
この絵をご覧ください。場所は、学校のプール、もしくはスイミングスクールのプールを想定しています。左側が棒人間がプールの中で立っています。黒いのは頭です。右側が、プールの端っこの壁です。この棒人間が、カナヅチの人(泳げない人)、つまり、あなたです。
次の絵は、壁に両手を乗せたところです。皆さんは、そんなことよりも棒人間が突然巨大になったことに注目するかもしれませんが、大事なのは壁に両手を乗せることであって、巨大になることではありません。絵が下手なのはご愛嬌。
次の絵は、壁の上に手を乘せながら、バタ足を始めたところです。そうそう。よく学校の水泳の授業でプールの壁の上に手を乘せてバタ足したり、またはスイミングスクールで泳げないクラスの子が壁の上に手をのせてバタ足しますよね?あれです。さて、この状態から、10秒で、あなたは安全確実に水に浮けるようになります。なぜ、安全確実と言い切れるのか。なぜなら、この壁に乘せている両手を「今自分が浮いていると確信する」まで、離さなくていいからです。
なので「なにかヤバイ!」と思ったら、すぐにプールの中で立ち上がることが出来ます。なぜなら両手で壁に手を乗せてるからです。「なにかヤバイ!」と思ったら、すぐに水の上に顔を上げられます。なぜなら、壁に手を乗せてるからです。
それでは、ここから10秒で水に浮けるようになります。壁に手を乗せたままでいいので、あなたの頭を、可能な限り最大限、えげつないほどにプールの底に「これでもかこれでもか」と突っ込んでください。絵にすると、こんなイメージです。
バタ足をしながら、なかなかにダイナミックにプールの底に頭を突っ込んでいますが、イメージ的には「このまま逆立ちでもしてやろうか」くらいに頭を下に突っ込んでください。いいですか?実際にやるときは、えげつないほどに、これでもかこれでもかと頭を水の底に!プールの底に!えげつないほどに突っ込んでください。ただし、この時に手を離す必要はありません。壁に手を乗せたままでいいです。壁に手を乗せたままでいける最大限の範囲で、頭を下に突っ込んでください。
さて、冗談に聞こえるかもしれませんが、頭を可能な限り最大限下に突っ込んだ時に、あなたは「あ、今、私浮いてるわ」と気づくと思います。あなたは絶対に「私、今浮いてる」と確信します。水に浮いていると確信できたら、壁から両手をそっと離してみてください。あなたが確信したとおり、あなたは水に浮けるようになっています。以上、これが誰でも10秒で水に浮けるようになるガルニモ式水泳法です。
おそらく、皆さんが疑問に思うのは「壁に手を乗せたままで、『今自分が水に浮いている』って分かるの?」ってことだと思います。断言しますが、分かります。それくらいしっかり、この方法であなたは水に浮きます。「ぎりぎり浮くことは出来るんだけど」とかおかしな事を言っていた人も、この方法で、しっかり浮くとはどういう事かを身を持って体験してください。
それと、もうひとつ。「もし頭をいくら下に突っ込んでも、『浮いている』と確信できなかったらどうなの?」ということに関しては、「やっぱりガルニモのサイトの管理人は嘘つきだな」と思って構いません。でも、私は、あなたが「今、私、水に浮いてる!」って、確信することを確信しています。絶対にあなたは水に浮けます。「浮いているかどうか微妙だぞ?」的なことは絶対に無いです。絶対にあなたは「今、俺、めっちゃ浮いているわ」と確信するはずです。何度も言うけど、自信があります。
この記事を、泳げないカナヅチの子だけじゃなくて、カナヅチの子の親、もしくはスイミングスクールの教師や、学校の水泳の授業を受け持っている先生の方も見ていると思います。試しに、泳げない子にこの方法を教えてみてください。絶対に水に浮けなかった全員が10秒で浮けるようになります。何度も言うけど、自信があります。
また、「自分、普通に泳げるんだけど」っていう人も、興味がある方は、試しに本当に壁に手を乗せたまま自分が水に浮いたことが分かるかどうかやってみてください。「お、確かに浮くな」っていうことが分かると思います。
まだ疑っている人もいるかもしれませんが、説明を見ると分かるように、簡単に、安全に試すことができるので、騙されたと思ってやってみてください。絶対に浮きます。
もし、実際に試して頂いて「うわ、マジだ。本当に水に浮けるようになった!」っていう方は、ぜひこのページをtwitterやfacebookやはてなブックマークで広めてください。
「SNSへの拡散まで呼びかけるとは、なかなかの自信やんけ」と思っていると思いますが、本当にマジで自信あります。
自分で言うのもなんだけど、10秒で誰でも水に浮くことが出来るようになるんやで?今、まさにスイミング界の歴史が動いたんやで?今、あなたは伝説を目撃してるんやで?この記事を公開した今日6月24日は後年、スイミング界の歴史が変わった「スイミングの日」になるんやで?あなたは伝説を目撃した生き証人として、これから子々孫々に「私がまだ若かった頃、ガルニモっていうサイトの文学ファイターっていうカテゴリの中の記事の一つに、伝説の記事があってね……」って伝え続けるんやで?それくらい今回の記事はガチや!!
この記事を持って私は人類に多大な貢献をしてしまった。神様、もしこの記事を見て「ほーん。ガルニモの管理人はなかなか人類に貢献してるやんけ」と思ってくださったら、ぜひ私にやさしい美女をお嫁にください。私の人生にはやさしさと美女が足りない。