いかにダメ人間のままこの人生をどうにかするか
最近人生というのは「いかにダメ人間のままこの人生をどうにかするか」のゲームな気がしている。
そもそも人間には欠点があって当たり前である。欠点があって当たり前ということは、この世の全ての人間は人生において大なり小なりそれなりの苦労をするのが当たり前である。
「努力で欠点を治すべきだ」と思う人もいるかもしれないけれど、努力で治るような欠点であれば、とっくの昔に治っていると思う。この欠点は努力でどうにかなるレベルの欠点ではないからこそ、今も私たちには欠点があるのだ。
この世の中のほぼ全ての人間が何らかの弱点・欠点を持っているとするなら、この世の中のほぼ全ての人間がダメ人間と言っても過言ではない。
しかしダメ人間が皆ダメな人生を送っているかというとそんなことはない。自分の弱点や欠点を誤魔化しつつ、得意なことや長所を伸ばし、何やかんや人生を良い感じに全うする人もたくさんいるのだと思う。
この世の中のほとんどの人間は弱点・欠点を持っているということは、生まれながらに人生はハンデ戦のようなものである。
神様は「君は運動音痴というハンデを持って生まれてみよう」「君はコミュニケーション能力が低いというハンデを持って生まれてみよう」と、ぽんぽこ弱点、欠点を設定し、ぽんぽこ世に登場させたのだ。
きっと神様は「さあ!こういうハンデを与えてみたけど、このハンデを抱えたままこの人はどう人生を攻略するんだろう?」「この人は基本能力を高めに設定した代わりに『毒親』と『貧困』をセットにして生まれさせてみたけど、どう人生を攻略するんだろう?」「みんなが弱点を抱えたまま、ハンデを抱えたまま人生を苦悩し、そして攻略していくのを見るのはめちゃくちゃ楽しいなあー」と思いながら人間を見物してると思う。
神様のバーカ。