怖くない怖くない。

怒られると泣いてしまうのを治すには

怒られると泣いてしまうのを治すには、怒られるという状況が現実にはそれほど恐ろしい状況ではないということを理解することが大事です。

実は当サイトは過去に子供はなぜ親に怒られると死ぬほど泣くのかという記事を書いたことがあるのですが、これに関連して怒られると泣いてしまうのを治す方法を本気で探しているであろう検索キーワードで検索してくる方が結構多くいます。

正直私は怒られても泣かないのですが、怒られると泣いてしまうことに本気で悩んでいる方へ私からのアドバイスをさせてください。

まず、そもそもあなたが怒られると泣いてしまう理由ですが、おそらくあなたに想像力があり過ぎるからです。

例えとして、注射の話をさせてください。

子供は注射が苦手です。ほとんどの子が注射されると泣きます。なぜなら、腕に針を刺される、というのは想像するとものすごく痛そうなことだからです。

ではなぜほとんどの大人は注射されても泣かないのかというと「腕に針を刺されると、多分死ぬほど痛い」という想像上の痛みではなくて「実際に注射されるときは腕に力を入れないようにすれば、小さいアリに噛まれている程度の痛みしかない」という現実の痛みを知っているからです。

確かに痛いのは誰でも嫌です。でも「小さいアリに噛まれる程度の痛みだなー」と理解しているなら、それほど怖いものじゃないじゃないですか。

実は私は今でも注射が苦手で、刺されるときは、針を見ないように目を逸らしています。それでも注射されても泣かないのは、「腕に針を刺されるとか、きっと死ぬほど痛い」と想像しているのではなくて、「小さいアリに噛まれる程度の痛み、小さいアリに噛まれる程度の痛み」と思いながら刺されるからです。そして、実際に注射は小さいアリに噛まれる程度の痛みです。

怒られると泣いてしまう、という現象もこれと同じだと思います。過去の子供はなぜ親に怒られると死ぬほど泣くのかでも書いたのですが、子供がなぜ親に怒られると泣いてしまうかというと、最悪を想像してしまうからです。つまり「親に捨てられてしまうのではないか」とか「親に殺されてしまうのではないか」ということを想像してしまうからです。つまり、怒られるという状況を想像の中でものすごく恐ろしいものにしてしまうからです。

そして、子供が成長するにつれて段々怒られても泣かなくなるのは、怒られても大したことは起きないという事実を学習したからです。

おそらく、もう小さい子供でもないのに怒られると泣いてしまう人は、想像の中で「怒られる」ということをものすごく恐ろしいこととして捉えてしまっているのが治っていないだけです。

そこで、怒られると泣いてしまうことに本気で悩んでいる人は怒られると何が起きるかという事実を試しに頭の中で列挙してみてください。例えば

  • 大きな声を出される
  • 場の空気が悪くなる

私の理解だと、怒られると発生するのってせいぜいこの程度なんですが、他に何かありました?なくない?場の空気が悪くなるのも、次の日には大体治ってるし。そんなに必要以上に怖がる必要なくない?

もちろん、家庭環境によっては「うちって怒られると頭叩かれるんだよねー」って人は

  • 頭叩かれる

もあるかもしれないけど、多分頭叩かれるほど怒られるのはあなたの家でだけじゃない?社会だと怒られて頭叩かれるなんてことほぼ無いよ?昭和じゃないんだし。

ね?想像の中だと「怒られる」って多分すごい恐ろしいことに感じられるかもしれないけど、実際何が起こるかを現実的に見ると大したことないでしょ?

想像力のたくましいあなたは「いや、可能性はめちゃくちゃ低いかもしれないけど、こんなに恐ろしいことが起きるかもしれないじゃないか」と主張したくなる想像の出来事があるかもしれません。

でも、そんなこと言うなら子供の「世の中には死ぬほど痛い注射もあるかもしれないじゃないか」という主張を真面目に受け取らないといけなくなるし、可能性が低いことを主張していいのなら「明日、隕石が地球にぶつかって世界が滅ぶかもしれない」ということまで真剣に考えないといけなくなります。キリないじゃん?

もし今度あなたが怒られる時があったら、怒られている最中に自分が何を考えているか自分の心の中を客観的に観察してみてください。おそらくあなたが泣く理由は怒られたからというよりは、怒られて心が弱気になった結果「怒られた結果、みんなに仲間はずれにされるのでは」とか「怒られた結果、みんなにイジメられるようになるのでは」とか「怒られた結果、会社をクビになるのでは」とか、実際には発生していない恐ろしいことを勝手に想像して泣いているはずです。

だから怒られているときは現実には起こっていない恐ろしいことを勝手に想像して泣くのではなく、起こっている事実のみを客観的に観察するようにしてください。

具体的には「この人、めっちゃ大声出してるなー」とか「顔がめっちゃ怖いなー」とか「空気がめちゃくちゃ悪くなってるなー」ということだけを観察するようにしてください。想像の世界で勝手に恐ろしいことを発生させないで。

この理解で生きていけば、だんだん怒られるのも慣れてきて泣かなくなります。多分。