ガルニモ

世界の命運はあなたにかかってる。

ネコ

あなたはこんな事をしている場合じゃない

あなたはこんな事をしている場合じゃない。ネットとかしてる場合じゃない。他にやるべき大切な事があるはず。

「宿題やらないと」とか「晩ご飯作らないと」とかそんな低次元な話じゃなくて、もっと大切な、あなたの人生に関わるくらいの大切なやるべき事があるじゃないか。

いま、やるかやらないかで今後のあなたの人生が、あなたの大事な人が、この世界が、すべての運命が決まるくらいの大事なやるべきことがあるはず。

あなたはそれを忘れてるだけだ。思い出せ。あれだよ、あれ。お前には確実に心当たりがあるはずだ。そう、それ!思い出した!?マジで!?思い出せたの!?いいなぁ!!

というわけで、もうすぐ30歳になるせいかどうか分からないけど、最近「こんなことしてていいのか?もっと大切な他にやるべき事があるんじゃないか?」という謎の焦燥感が襲ってきてるわけなんですけども、それが何か分からない。

30歳と言う年齢と、彼女がいないという客観的事実からして「彼女を作らないと」というのが一番原因っぽい気がするかもしれないけど、この焦燥感は「恋愛」とか「生涯の伴侶」とかそういう感じの焦燥感じゃなくて、もうちょっと個人的な何かな気がする。

会社をやめたいと思ってるのに未だにやめてないことに関しての焦燥感かもしれないけど、私の中では35歳くらいで会社辞めようと思ってるから、会社辞めてないことが原因の焦燥感でもない気がする。

じゃあ何だこれは。この焦燥感は。あれかな?もしかして父親の仇がすぐ近くに来てるのかな?でも、うちの父親、普通に元気だよ?顔に謎めいた傷とかもないよ?

それともあれかな?「実は貴様はその家の子供ではない。すぐ側に、本当の親が来ている」的なものかな?でも、私と父親が一緒にいると、爆笑されるくらいそっくりだから、それも無いと思うよ?

じゃあ、あれかな?私が子供の頃に思い描いていたような大人になれていないからかな?確かに私は金に目の眩んだゲスな人間だよ。こんなんじゃ小さい頃の自分に顔向けできないよ。

って思ったけど、別にそこまで最悪な状況でもないよ。私の小さい頃の夢は「お菓子屋さん」とか「漫画家」とか「ファミコン作る人」とか、要するに特に明確な夢とか持っていない子供だったけど、多分、小さい頃の私に「プログラマーになったよ」って言ったら、そこそこ喜んでくれると思うよ。プログラマーって格好いいし。

職場では確かにダメプログラマーだけど、「ウェブサイトでプログラミングの解説してるよ」って言ったら、きっと尊敬してくれるよ。

つまり、小さい頃の自分にそこそこ顔向けできる程度には生きれてるよ。

わかった。私が尊敬するあの人に全然近づけてないからだよ!

っていうのは嘘だよ。私は今まで一度も尊敬する人がいたことはないし、今後も特に尊敬する人を作る予定は無いよ。

例えば西郷隆盛とか坂本龍馬とか凄い人ってのは分かるけど、もしこの人たちが性格最悪だったら?頭は良いけど弱い者いじめしてたり、貧乏人を差別するような人だったら?

性格がいいかどうかなんて、実際に会わないと分からない。なので、「坂本龍馬を尊敬してます」とか言う人を見たら、「もし坂本龍馬が性格最悪だったらどうするんだろう」っていつも心の中で思ってる。よって私の尊敬可能範囲は私の知り合いに限定されるけど、知り合いはいい人もいれば悪い人もいるけど、尊敬出来るような偉大な人はいないよ。皆、良くも悪くも一般人だよ。

じゃあ何だろう。この焦燥感は。私がやるべき大切な何かってなんだ?

もしかして、私は選ばれた勇者で、そろそろ世界を救うために旅立たなければならないんじゃないだろうか。でも、別に羽の生えた美女が現れて「あなたは選ばれた勇者なんです!」とか特に来てないよ?

もうちょっと現実的に考えて会社の人事部の人が「いやぁ、実は君を取ったのは、君が選ばれた勇者だからなんだよねぇ、はっはっは」とか言ってくるっていうことも特に無いよ?

もっと現実的に考えて、回覧板で「町内の○○さんが勇者に選ばれました」っていうのも特に回ってきてないよ?

じゃあ何だろう。この焦燥感は。今行動すべき何かってなんだろう。

思い返せば、私は人生の選択肢のほとんどを親に決めてもらっていました。なぜなら、自分の意志が無いというゲス野郎だったからです。

大学生以降はちゃんと自分の意見を言うようになりましたが。というわけで、自分の意見を言えるようになって自分の人生を振り返ってみると、「あそこの人生の選択肢は自分で決めるべきだったなぁ」っていうのが結構あります。

私の親は「良い学校を出て、良い会社に入って」的な人生を送ってもらいたかったようなのですが、今思い返すと、私の中では特にそこまで偏差値の高い学校じゃなくても良かった。進学校とかじゃなくて、もっと普通の高校に行ってみたかったな……。

私が意見を言えないゲス野郎だったので、親のせいでもないし。過ぎた事はしかたがない。

無事に自分の意見が言える大人になれたので、それは良かった。大事なのはこれからどうやって生きていくか。

っていうか、自分の意見を言えて、しかも大人だからどんな生き方をするかも自由、っていうのは良いね。面白いね。その気になれば私は明日街を全裸で全力疾走して逮捕されることさえできる。しないけど。

学生どもは「金が無ぇ」とか「学校辞めてぇ」とか色々あるだろうけど、社会人は金もあるし、その気になれば会社も辞められるんだぜ。いいだろー。

そんな中の謎の焦燥感ですよ!なんですかこれは!!私がすべき大切な何かって何ですか!?確かに人生いろいろとやり直したいところはあるけど、そこは手の届かない修正出来ない範囲じゃないですか!?そこくらいしか私の後悔の場所はないんですけど!?今?今なの!?今すべき事があるの!?何!?何なの!?封印がとかれるの!?世界の闇の権力が動き出すの!?世界の命運を握った少女が私の助けを待ってるの!?それとも、ただ単に最近ガルニモの更新が遅いから「ガルニモ更新しろよ」っていう見てくれてる人の念が私に向かってきてるの!?一体何なの!?