猫背の治し方
猫背の原因は上半身の筋肉のバランスが悪いからです。特に胸の筋肉がゼロだからです。
猫背を治すためには胸の筋肉をある程度つける必要があり、そのためには正しいフォームで腕立て伏せをすることが必要です。というわけでこれから絵を使って正しいフォームでの腕立て伏せの仕方を説明するぞ。
これが皆さんが想像する腕の骨のつき方です。体の真横から腕の骨が始まっていると思っています。つまり、あなたが思う腕の骨はこんな感じ。
どうせあなたは腕の骨をこんな感じだと思ってる。あ、ちなみにこれはあなたが想像する右の腕の骨と左の腕の骨です。しおれた花じゃないです。
しかし、真実の右の腕の骨と左の腕の骨はこんな感じです。
はい。上の方にでかい骨が現れましたね。これは背中の肩甲骨(けんこうこつ)の骨です。腕の骨というのは、体の横からはじまっているのではなくて、背中の肩甲骨と繋がっているのです。そして、肩甲骨というのは動かせます。試しに右の肩甲骨と、左の肩甲骨を真ん中に寄せてみてください。ね?あんまり意識して動かしたことがないかもしれないけど、肩甲骨というのは自分の意志で動かせるものなのです。なお、肩甲骨のちゃんとした形を知りたいなら「肩甲骨」というキーワードでググってください。
そして正しいフォームで腕立て伏せをする時に大事なのは肩甲骨を意識することです。皆さん勘違いをしていますが、腕立て伏せというのは腕を動かす運動ではなくて、肩甲骨を動かす運動なのです。
さて、次に腕立て伏せの話です。さすがに当サイトで動画は用意できないので、人生で一度も腕立て伏せを見たことがない、という人は動画サイトで「腕立て伏せ」とかのキーワードでどんな感じの運動が腕立て伏せなのかを確認してください。
さて、では当サイトが薦める正しいフォームでの腕立て伏せを説明します。
まず両手を地面につける形を取りますが、この時、両手の間を広めにしてください。
そして、腕立て伏せを始めて体を下げた時の、頭側から見た図がこちらです。
腕の形が直角になっていますね?この時、肩甲骨は内側に寄せています。腕立て伏せをするとき、体を沈めるたびに肩甲骨を内側に寄せて、腕の形が90度になるようにしてください。これが正しいフォームです。
この正しいフォームでの腕立て伏せを毎日するだけで、猫背がだいぶ治ります。私も完全には治っていませんが、だいぶ治りました。
また、そもそも筋力がなさすぎて腕立て伏せが一回もできないという人もいると思います。そういう人は「腕立て伏せ できない」というキーワードで検索すれば、筋力が弱い人のための腕立て伏せの方法を解説しているサイトや動画がたくさん見つかるので、それをやって少しずつ筋力をつけていき、普通の腕立て伏せができるくらいに筋力がついたら、今回説明した腕立て伏せをやるようにしてみてください。
最後に腕立て伏せを毎日の習慣にする作戦を教えます。
腕立て伏せのノルマですが「毎日最低一回」をノルマとしてください。そうです、一回だけです。一回すればノルマ達成です。もちろん、気分が良い日や、気持ちに余裕がある日は一回以上、何回でもして良いです。でも、ノルマは一回です。逆に言えば、どんなに忙しい日でも最低一回はしてください。
最終的には「今日、腕立て伏せを全くしないまま1日を終えて寝ようとしてるけど、なんか気持ち悪い」まで持っていければ成功です。
習慣化で大事なのは、ハードルを極限まで下げることです。例えば今回の例でいえば、ハードルを極限まで下げると、腕立て伏せのノルマは一回ということになります。ハードルを極限まで下げて習慣づけてしまいさえすれば、あとは気分が乗った日に回数を増やす、気分が乗らない日も最低一回だけする、だけでちゃんと猫背が治っていくよ。頑張ってね。
ちなみにこの正しいフォームでの腕立て伏せは、私もどこかのサイトで見てやり出したので、もしどこかに私と同じ説明をしているサイトがあったら、そちらの方が元祖です。