ガルニモ

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ネコ

ウクライナ・ロシア戦争について

まず、大前提として基本的に戦争って例えばA国とB国が争う場合にA国にも正義の部分と悪の部分があって、B国にも正義の部分と悪の部分があって、戦争の発生というのはA国の正義と悪と、B国の正義と悪が、ややこしくこんがらがった結果発生するもの、というのは社会人や大人であれば誰でも当たり前に持っている前提知識じゃん?

そして「戦争というのは正義の国と悪の国が戦うもの」っていう単純な考えは、子供が戦争に抱く夢、幻想であって事実ではないじゃん?

今、ウクライナ・ロシア戦争を正義のウクライナと悪のロシアが戦っている戦争だと思っている人は、「戦争というのは正義の国と悪の国が戦うもの」という子供にしか許されない幻想を前提として、つまり異常を前提として話しているという自覚はあるのだろうか?

日本人って歴史的経緯から見て「戦争というのはそもそも正義とか悪とかいう簡単な概念では語れない物」っていう価値観はとても大切なものじゃん?

正義のウクライナと悪のロシアが戦っている戦争だと思っている人は「戦争というのはそもそも正義とか悪とかいう簡単な概念では語れない物」っていう日本人が大切にしなければならない価値観を平気で捨てている自覚はあるのだろうか?

それとも皆、ロシアが「俺はある日突然、悪の心に目覚めた!ウクライナを攻めるほんわかした理由はあるが、突き詰めて考えると戦争をしかける程の重大で正式な理由は特に無い!特には無いが今俺は悪の心に目覚めているので理不尽に国際法を犯し!理不尽にもウクライナを攻撃し!意味もなく国際情勢を敵に回そうと思う!!なぜなら悪の心に目覚めたので!!」っていうのを心の底から信じてるの?本当に?アニメか漫画の見過ぎじゃない?百歩譲ってこれが真実だとすれば、ロシアがあまりにもバカ過ぎない?

戦争の発生というのはA国の正義と悪と、B国の正義と悪が、ややこしくこんがらがった結果発生するもの、という大人であれば誰もが当たり前に持っている知識を前提とすれば、多分この戦争はウクライナにも正義の部分と悪の部分があり、ロシアにも正義の部分と悪の部分があり、報道では基本的にウクライナの正義の部分を取り上げて悪の部分は切り捨てて報道し、逆にロシアは正義の部分は切り捨てて悪の部分を取り上げて報道されてるんだろうな、っていうのは当たり前に分かるじゃん?

例えばみんなロシアがウクライナを攻めた正式な理由を知ってる?知らないよね。私も知らない。

ロシアがウクライナを攻めた正式な理由、つまりウクライナを攻める戦争の大義名分なんだけど、もちろんロシアは大義名分を発表しているのだろうけど、この長く世界にも影響を及ぼしているロシアの戦争の大義名分が未だに報道で解説されないとか異常だと思わない?「ロシアの大義名分は意味不明なことを長々と話している」という情報は発信されるけど、肝心な大義名分自体は一向に報道されない。というか冷静に考えれば「ロシアの大義名分は意味不明なことを長々と話している」と判断する権利を持つのは視聴者・読者である我々であって、情報発信者では無いじゃん?でもなぜか情報発信者は「大義名分を読んだ感想(意味不明なことを長々と喋っている)」だけを発信して、一向に大義名分そのものを発しない。このことから「多分ロシアの大義名分には、報道されていないロシアの正義の部分が書かれているんだろうな」ということは自然に推測できることじゃん?

「いや、ロシアの大義名分を報道するとロシアに騙される人もいるかもしれない」って話もあるけど、冷静に考えれば、そもそもウクライナとロシアのどちらが正義でどちらが悪かを決める権利って情報発信者にあるのではなくて、視聴者・読者である私たち一般人にあるものでは?なぜその権利を情報発信者が持っていることに皆不思議に思わないの?まず取捨選択がされてない、加工されてないウクライナ・ロシア戦争に関する情報を一旦全部私たち一般人に渡すべきでは?だって国民には知る権利があるし、そもそも日本って国民主権、つまり国民が一番偉い国なのだけど。一番偉い国民に偏った情報しか渡さないとか報道機関は何様?

まあ現実問題として私たちは欧米派閥に属しているので欧米に都合の良い情報しか渡って来ないのは仕方が無いけど。確か日本は「報道の自由度ランキング」も低かったし。

別に私はロシアが正義でウクライナが悪だと言いたいわけじゃなくて、逆にウクライナが正義でロシアが悪と言いたいわけでもない。

世の中の「ウクライナが正義でロシアが悪だ」と思っている人も「ロシアが正義でウクライナが悪だ」と思っている人も、「戦争というのはそもそも正義とか悪とかいう簡単な概念では語れない物」という日本人として大切な価値観を平気で捨てている時点で同罪だと思う。

というかそもそも【「戦争というのは正義の国と悪の国が戦うもの」っていう単純な考えは、子供が戦争に抱く夢、幻想であって事実ではない】っていうのは社会人であれば、大人であれば、普通に持っている知識じゃん?

たかが偏向報道ごときで大の大人たちが「戦争というのはそもそも正義とか悪とかいう簡単な概念では語れない物」という日本人が大切にすべき価値観を平気で捨てて、「戦争というのは正義の国と悪の国が戦うもの」という異常を前提としてウクライナ・ロシア戦争を語るのにびっくりしている。日本人、偏向報道に弱すぎる。扇動に弱すぎる。あまりにもちょろすぎやろ。もし今、日本にヒトラーが現れたら一瞬で日本はヤバい国になるポテンシャルがある。大丈夫?もうみんな「戦争は正義の国と悪の国が戦うもの」という幻を信じる子供じゃないでしょ?ちゃんと大人をやりなよ。ちゃんと社会人をやりなよ。ちゃんと日本人をやりなよ。

確か、幽遊白書というマンガで仙水っていうキャラクターが「俺は子供の頃、戦争は正義の国と悪の国が戦っているものだと思っていた。ピュアだろ?」って言っていたから、皆もまず幽遊白書を読んで「そうだよね。そもそも世の中で『戦争とは正義の国と悪の国が戦っているもの』なんて単純な話があるはずないよね」という当たり前の基本から学べばいいと思う。