「人を動かす」を読んだよ
「人を動かす」を読んだ。
この本を読む前は、てっきり「部下を持った上司のための、部下のコントロール方法」かと思っていたんだけど、実際に読んでみたら「人と人とのコミュニケーションの取り方」に関する本だった。
私のようなコミュ障の人は、是非一読してみることをオススメします。
さて「人を動かす」の内容に関しては当ブログ以外にも詳細に書かれているサイトがたくさんあるので、内容の詳しい解説はやめておこう。ただ、この書籍に書かれている文章を一部とりあげたい。
「受刑者のほとんどの人間、あるいは二丁ピストルのクローレーや暗黒街の王者アル・カポネほどの極悪人でさえも、自分では悪人だと思っておらず、一般の善良な市民と少しも変わらないと思っており、刑務所に入れられているのは不当だと思いこんでいた(P10~P13の内容を要約)」
私は昔、「できるだけ優しい人間でいよう」と思っていました。少なくともそう意識していた自覚はあります。なので自分のことを善人だと思っていました。
が、第三者から見て私は本当に優しい人間だったんだろうか?殺人鬼ですら自分のことを善人だと思っているのに?
「できるだけ優しい人間でいよう」と思っていたものの、本当に行動できてたんだろうか?ただ単に「自ら進んで悪いことをしない」ことを根拠に「優しい人間」だと思いこんでいただけなんじゃないだろうか。
私の性格は今、昔ほどはやさしくないです。なぜならやさしいと、色々と面倒くさいことを押し付けられてストレスが溜まり、精神的にいっぱいいっぱいになるからです。
ということは、私は実は「やさしい人間」ではなく、単に「利用しやすい人間」だっただけなんじゃないだろうか。
私は一応、今も悪人ではないつもりだけれど、本当のところは分からない。もしかしたら私自身は善人のつもりだけれど、私が自覚しないところで、とてもヒドイ事をしているのかもしれない。私は今、自分が善人だと言いきれる自信がない。
ところであなたは善人だと思う。
少なくともあなたはあなた自身のことを善人だと思っていると思う。
なんてね。よく善人ヅラしてられるね。あんなにヒドイ事をしたのに。