現実主義的になってから「アイデア」と「幸運」の力を重視するようになった
私は現実主義者を目指している。そして現実主義者を目指すようになってから「アイデア」と「幸運」の力を以前よりも重視するようになった。
「ええ!?むしろ現実主義者になるほど『アイデア』と『幸運』の力を軽視しそうだけど?」と思うかもしれない。「現実主義者になるほど努力や知識の力を重視するのでは?」と。
私はむしろ現実主義者になる以前は「アイデア」と「幸運」の力を軽視していて、「努力」と「知識」の力を信じていた。
昔は「努力」こそ万能の力があるのではないかと信じていたけど、現実的にはそんなことはない。例えば私は空気が読めない。でもみんな知ってると思うけど、学校はもちろんのこと会社でも空気を読めないと死ぬ場合がある。
だから私は「空気を読めるようになること」にめちゃくちゃ努力した。だって空気が読めないと死活問題じゃん。
それでも空気を読むのが苦手だった。少なくとも得意になれなかった。仕方なく、空気が読めている雰囲気だけ出して誤魔化したりしてた。
つまり現実的に考えて「努力」でどうにもならないことは世の中にいくらでもある。
私が良くないのは基本的には空気が読めないのに、「自分は空気が読めない」と自覚できる程度には(中途半端に)空気が読めることだ。本当にマジで空気が読めない人は「自分は空気が読めない」ということにすら気づかないのかもしれない。
冷静に考えれば「空気が読めない」はまあまあ致命的である。死ぬ。努力でカバーできない。よし死ぬか!
とならないために必要なのが「アイデア」の力である。「アイデア」は「作戦」と言い変えてもよい。大事なのは「いかに空気が読めないままこの人生を生き抜くか」というアイデア、作戦を考えることである。
「努力」が通用しない分野に対して「アイデア」を施行するのだ。
「アイデアという武器はありだな」と考えるようになると人生の選択肢が増える。「努力」しか信じない人は苦手分野や知識がない分野にはあまり手を出さないと思うけど、「アイデアという武器はありだな」と考えることによって「いかに苦手なままこの分野を攻略するか」「いかに知識がないままこの分野を攻略するか」みたいなエグイ考え方ができるようになる。そしてこういう考え方をするようになると、実際にそのためのアイデアや作戦が思いつくようになる。
エジソンの名言に「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」というのがあり、努力の大事さを伝えていると誤解されてるけど、実は「1%のひらめき(アイデア)がないと、99%の努力は無駄になる」と、ひらめきの重要さを語ったものとも言われている。ひらめき(アイデア)大事。
次に「幸運」の話である。
気づいていない人もいると思うけど、このサイトを一番下までスクロールしてみてほしい。実は「読書記録」というコーナーがある。その中でも「運のいい人の法則」を読んだよで紹介した本は本当にマジで運がよくなる方法が書かれているので読んでみてほしい。
現実的に考えて「幸運」は人生を左右することがある。だから「幸運」の力を重視するのは当然の話である。
この本の内容と少しずれるかもしれないけど、幸運は結局確率の問題な気がする。例えばサイコロをふって6の数字がでると必ず幸運なことが起こる、という魔法のサイコロがあるとしよう。
この魔法のサイコロで6の数字を出すために大事なことは、サイコロを振りまくることである。そりゃ何百回もサイコロをふれば必ず6が出るのは当たり前だし、何度も6が出るのも当たり前である。
つまりやりたいことや実現したいことに関して単純に挑戦の量を増やせば願いが叶う可能性が高まるのでは?という気がする。
そしてこの時にやり方を間違えている人は、一回目の挑戦で、引き返せないほどの膨大なお金を使ったり、引き返せないほどの膨大な時間を使って、見事に失敗し、2回目以降の挑戦をしないことである(2回目に挑戦するための資金的な余裕がもう無い。2回目に挑戦するための時間的な余裕がもう無い。)。
大事なのは「膨大なお金を使うこと」ではなくて「膨大な時間を使うこと」でもなくて「挑戦の量(試行回数)」だとすると、最初から、何度か失敗することを前提に挑戦すべきである。失敗しても2回目、3回目の挑戦ができる程度のお金や時間を使って挑戦するのだ。さらに最初に何回か失敗することを前提としているので、失敗してもそれほど心理的なダメージがない。さらに失敗を積み重ねることで経験値を積んでだんだんと上手になり成功する可能性が高まる。
幸運を得るために大事なのは「挑戦の量(試行回数)」である。
ちなみに「運のいい人の法則」を読んだよで紹介した本は全然そんな内容ではなかった気がする。
現実主義的になってから「アイデア」と「幸運」の力を重視するようになった理由はそんな感じ。
「読書記録」のコーナーでは「幸運」だけではなく「アイデア」に関する本も紹介してるので興味があれば見てみてね。